あまねく奇跡の始発点 (ZumaTK Remix)の制作過程について
- ZumaTK
- 3月29日
- 読了時間: 7分
みなさんこんにちは、ZumaTKと申します。こちらの方はだんだんと暖かくなり、春風がビュンビュン吹いてくる季節になりました。通勤がいつも自転車なのですが、まじで殴られまくって大変です。
東京の方も、寒暖差が激しいらしいので、体調管理とかしっかりしよう〜!!
てことで、今回のブログですが、まあタイトル通りになりますが、3月9日に公開されました、ブルーアーカイブリミックス「あまねく奇跡の始発点 (ZumaTK Remix)」について、お話をしていこうと思います。主に制作段階と映像の構成に関してのお話です。
まずこの曲を書こうと思った理由ですが、最初は元々「RE Aoharu」オンリーのリミックスにする予定でした。でもストーリーを振り返ってみると「RE Aoharu」という曲は、数あるブルアカの曲のなかでも、もっとも重要なシーンに使用された曲ということで「これは単体でリミックスするだけでは面白くないし感動的にはできないな。もっと特別な構成にしないと!」
それから色々試行錯誤しました。たとえば、
①ここの部分は戦闘をイメージで、かっこいい曲を選ぶ(ただし最終編でかかった曲のみ
②ここは、オリジナルアレンジを加えて「これから始まるぞ!?」という感を出す
③ここは回想シーンをイメージして、すこし悲しい雰囲気にする(これもアレンジしなさい
などなど
主にこういう感じでしたが、色々繋ぎ合わせたりアレンジしたりしました。
そして第一段階構成が出来上がったのは
RE Aoharu
↓
RE Aoharu(アレンジ)
↓
オリジナルTechcore(RE Aoharuと同じキーで)
↓
Constant Moderato
↓
RE Aoharu(アウトロ)
という感じに仕上がりました。そこからいろんな音を追加していく作業に入りました。
がしかし、この構成を作っている途中「なんかこの構成微妙だな…」と思い始めました。ですが「まあ完成してるころにはよくなってるだろう」と思い作り続けました。ですがやはりこの構成は気に入らず、作業が進みませんでした。
そしてここで一回挫折しました。
その後M3の曲を書いたり音ゲー公募の曲を書きまくり、Xでも一瞬言ったのですが、アルバム制作の方にシフトしました。
それをずっとやっていて気づいたらなんと、ブルーアーカイブ4周年突入してしまったではありませんか!!そして、ブルーアーカイブから、1月中旬に開催される「ブルアカふぇす」にも行ってきました!!!
※ここから先は、制作とは関係ない雑談です。
実は去年も行ってきたのですが、まじで最高すぎてやばいです!!DJステージなんて「ともだちOneStep」がかかった瞬間、ボロ泣きしたぐらいすごかった!!!凄すぎて物販の入場が遅れてアクリルプレートしか買えなかったという(泣)
そしてそのあと予想外のことがありましたが、実は今回のブルアカフェス、青森の友達と一緒に行ったのですが、ブルアカフェスが終わった後、友達の携帯が鳴り「HUB」というバー?というところでパーティーしようという誘いが来たのです。せっかくなので自分もお邪魔しようかなと思い「HUB」に向かいました(ちなみに青森は「HUB」というお店がないので、この時初めて知りました(CUB)というスーパーはありますが(殴))
入ってみると、案の定知らない顔の方々がいっぱいいました。とりあえず初めに儀式(名刺交換)をしました。ところが相手が私の名前を見た途端「CrossFire (ZumaTK Remix)」をした方ですね!?みたいなことを言われ、私のことをしてることにめちゃくちゃびっくりしました。他の方も同じようで、私のことを知っているみたいでさらにビビりました。
正直私のことを知ってる人がいるというのが驚きでした。その後色々飯食って飲んでワイワイし、私と友人のブルアカふぇすは終わりました。
※ここまで雑談です。
いや〜楽しかったな〜ブルアカふぇす!来年も当たればいいな〜、次はM3の季節だからM3に向けて曲作りするぞ!!
こらぁ!!!!!
おまえブルアカリミックスはどうした?M3までまだ時間あるぞ?まさか忘れてるわけないよな?今年はもう4周年、もたもたしてないでブルアカリミックス作れ!!!!!
はっ!!!そうだったもたもたしてられない、作らないと
そして挫折から再び立ち上がり、ブルアカリミックスの制作を開始した。
前回のリミックスで挫折した原因は「構成がいまいち」ということ
てことで、一回プロジェクトをリセットして、もう一度白紙から作ることにしました。
RE Aoharu地点のところの構成は前回と同じにして、Techcoreに切り替わるところをどう演出するか…
その先の構成を考えまくって1ヶ月半が経ち、最後までは作ってないけど大体は出来上がったということで、こういう構成だ!!
RE Aoharu
↓
RE Aoharu(アレンジ)
↓
Techcoreに入る直前にグリッチノイズを入れる
↓
オリジナルTechcore(赤い空をイメージして)
↓
Polyphonic (ZumaTK Remix)
↓
Ark in the Blood Sky (ZumaTK Remix)
↓
Morose Dreamer
↓
RE Aoharu (ピアノシーンから最後まで
という構成が出来上がりました。うん最初よりと比べるとだいぶマシになったな。
だが最後のRE Aoharu地点のところなんか同じの持ってくるの変だな〜
なににしよう〜
そこから少し考え込んでしまいました。
「最終編の最後は何がいいべ…」と考えて考えて曲をスクロールして漁ってたところ、ある曲が目に入りました。それは「優しさの記憶」という曲だ。
そして私は「これだ!!!」と思い、最後のRE Aoharuを優しさの記憶と交換してみました。見つけた瞬間、どういうジャンルにするかは瞬時に決めていたので、すぐに出来上がった。
最後の締めはどうするか・・・・・・・・・・・「Welcome School」しかないな!
そして最初から最後まで再生してみました。
いいねえ〜!いいよ〜!完成してきてる・・・・・・・なんか尺長いな(7分ぐらい
リミックスで7分は正直良いリミックスだとしても最後だるくなるなと思い「Polyphonic (ZumaTK Remix)」のところを削除しました。ムービー側の方も無くした方がマッチするため。
そしてついに出来上がった構成がこれだ!!
RE Aoharu - 最終編始まり
↓
RE Aoharu(アレンジ)
↓
Techcoreに入る直前にグリッチノイズを入れる
Encroached Sky - アトラハシースの箱舟へ侵入
↓
オリジナルTechcore - アトラハシースの箱舟占領戦
Encroached Sky
↓
Ark in the Blood Sky (ZumaTK Remix) - シロコ VS シロコテラー
↓
Morose Dreamer - 向こう側の世界での出来事
Luminous Memory - 折り鶴と手紙
↓
優しさの記憶 - 先生を救出(奇跡を起こす)
Constant Moderato - 大人の責任
↓
Welcome School - 一方その頃…
でげだぁぁぁぁ!!!!!(京セラアル中風
ついに構成が完成した!!!!あとは長い長いミックス作業とマスタリングだ!!!
ということで色々試行錯誤しまくった曲で約1年かけて作りました。
とにかく完成できたことが何よりよかったです。
次はムービーに関してちょっとだけお話をします。
みなさん、少しだけでも気になった方はいるんじゃないかと思います。

このシーンについて
なぜ最終編とは関係ない動画が入れられていたのか?
鋭い人ならおそらく気づいているかもしれませんが、実は最終編のあるシーンを再現したく、ホシノちゃんの動画を入れました。
ストーリーだと、先生がシロコテラーちゃんに対して「何があったの?」と声をかけ、その後ホシノちゃんとノノミちゃんとセリカちゃんとアヤネちゃんが駆けつけてくる感じですが、正直これを完全再現するとなるとかなり個人的に難しかった(正直全部入れたかった)
だけど今回はトリガーとなったホシノちゃんを代表して、シロコテラーちゃんと対面するシーンを再現したく、弾丸を利用してうまくトランジションをしました。そんな感じでホシノEX動画を入れてみました。
そして無音になる直前は、シロコテラーちゃんがフラッシュバックする感じです。
ちなみにどういうシーンだったか思い出させるためにそこのシーンを見返したのですが、速攻泣きそうになりました。
では今回は「あまねく奇跡の始発点 (ZumaTK Remix)」の制作過程についてお話ししました。
たぶん今回のブログ一番長いと思う。長文になってしまって申し訳ありませんでした。
何かの参考になれれば良いなとか、今回のリミックスはどれだけ手間をかけて作ったかを皆さんに知ってもらいたく今回ブログにしました。
長くなるので今回はここまでとします。
ここまで読んでくださった方本当にありがとうございます。いつになるかはわからないのですが、こういうタイプのリミックス、次回作も考えています。その時も制作過程ブログ書かせてもらいますので、その時もよろしくお願いします!!
ではみなさん、お元気で〜〜!!!!
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